く最初はクレーム処理から始まった仕事でした。>
フローラルミネラル研究所が生まれたのは平成21年11月18日です。
1億年前の古代植物の堆積層から抽出したミネラルを人間の健康食品として販売していた会社の一部門として
誕生しました。
それはこういうことから始まりました。ある日、健康食品をご愛用している農家の方が、このミネラルを野菜
にふりかけたら、良い作物ができるのではないか、と試されたところ濃度が濃く作物が却って枯れてしまうとい
うことが起きました。そこで研究開発部門にいた井上所長がその農家に呼ばれて、適切な指導を行うということ
を始めました。そうこうしているうちに自分たちも使ってみたいという農家の数が増え、井上所長の仕事の大半
が農家へのミネラルの使用方法の指導に当たるということになります。
く子豚が10日ほどでピンク色に>
そんな折、宮崎県のある養豚家の方から「このミネラルを子豚の育成に使用できないか?」という話が入りま
した。「子豚がひね豚として生まれたり、最後まで大きくならないで死んでいくのだが、ミネラルを餌に入れると
変わると思う」、と相談を受けたのです。実験で試しに餌に使うと子豚の血色がみるみる良くなり、10日もすれ
ばピンク色の元気な子豚に皆変わっていくので、「これは凄い」、ということになりました。
<畑とルーメンと乳房炎>
もともと井上所長は獣医師ですので、農業で野菜や果物、お米などでも実績を上げていたのですが、「では畜産
部門もやってみよう」ということになり、「豚だけでなく牛の乳房炎対策に使えるのではないか」と井上は直感的
に思いつきました。畑の中と牛のルーメンの中は同じだと井上は考えました。微生物がいて栄養のやり取りがあ
って、その状態を良くすることが共通の課題だと思ったからです。
そして、今まで親交のあった宮城県の200頭規模の酪農家にお願いして、しばらくヘルシー・セルバランスを
餌に入れてもらい、体細胞数の変化を見ました。すると1ヶ月を過ぎたころから、体細胞数がどんな時も安定す
るようになり、おまけに菌数も限界値まで下がるという快挙を生むことが分かりました。その酪農家の牛乳は保
健所の煮沸消毒必要なしというお墨付きをいただきフレッシュなままで飲める牛乳として幼稚園や保育園児に
喜ばれています。
私たちは営業を始めました。最初に関東近辺の酪農家にお願いをしてヘルシー・セルバランスを試してもらい、
牛乳の体細胞数のデータを教えてもらうと波が上がり下がりしていた体細胞数が15万で一定になり、1年以上
継続して使用すると人工授精の受胎率も良くなり、大抵の腰家が1回~2回で人工授精に成功するということが
分かってきました。また健康状態も良くなり、トラブルも少なくなっていくことも分かりました。これだけ通常
食べている餌の中のミネラルの種類が少なくなっていることが分かります。
くミネラルで日本の農業を幸せにする>
70種類のミネラルが起こす奇跡はまだまだ未知数です。70種類それぞれのミネラルの動きやそれぞれが複合
する働きが未だ解明されていないからです。
これからも日本の農家の人たちの為に「ミネラルで日本の農業を幸せにする」という強い願いと共にこの1億年前の
ミネラルをこれからも一人でも多くの農家の方々にお届けしたいと願っております。
(株)フローラルミネラル研究所
代表取締役 植並功行